NFTゲームの特徴と代表事例を紹介
- 2022/1/13
- NFT
NFTゲームとは

ブロックチェーンを基盤にしたゲームのことで、その中で使用されるキャラクターやアイテムがNFT化されている為、それ自体に希少性としての価値が付随している。よくGameFiやPlay to Earn(P2E)などの「ゲーム(遊ん)で稼ぐ」という意味合いでNFTゲームという用語が使用されています。
・NFTゲームの特徴
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ゲームをすることで稼ぐことができる(P2E)
スコアや対戦での勝利で稼ぐことができる他に、保有しているキャラクターやアイテムをマーケットプレイスなどで売ることで利益を得ることもできます。その際にレアなものほど、高額で売れるという特徴もあります。
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複数のゲーム内で、キャラクターやアイテムを相互利用することができる。
従来のゲームではできなかったことですが、ゲームに互換性を持たせて相互利用できるゲームが増えてきています。
それによって1つのゲームサービスが終了したとしても、他のゲームでキャラクターやアイテムを活かすことができます。また単純にNFT化されたキャラクターやアイテムは、希少性があるのでゲームで使用されなくてもコレクションの1つとして生き続けることができます。
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ゲーム内での不正ができない
ブロックチェーンの技術によって、分散的に管理されているので、不正ができません。特にオンラインカジノではプレイヤー以外にディーラーも不正ができないので、真に公正なカジノができるようになります。
今後NFTゲームについては、大手企業が参入してくる可能性が高い(現時点でもスクエニ、UbiSoftなどが参入)ですが、反面、既存のゲームよりクオリティーが低いことや、一般の人がゲームを始められるようになるまでの過程が複雑で、参入障壁が高いなどの課題もあります。
・NFTゲームの種類
①CryptoKitties (https://www.cryptokitties.co)
NFTゲームの古典的存在で、現在でも人気があります。
猫の育成ゲームですが、2017~2018年に猫のキャラクターが1000万円~2000万円で取引された事でも注目を集めました。
②Axie Infinity (https://axieinfinity.com)
P2Eという概念を世界中に広めることに成功したゲームです。コロナ禍のフィリピンで人気が急騰しました。家を建てることができるほど稼いだ人もいるようです。またスカラーシップを使って不労所得を得ている人もいます。現在は価格が落ち着いてきていることや、新しいゲームが増えてきているので以前のような過熱感はないです。内容としてはAxie(アクシー)というモンスターを3体使うバトルゲームです。(特性が異なるので3体揃える必要がある為、かなりの初期費用がかかります。マーケットプレイスで購入可能)
ゲームをクリアしていくとSLPというトークンが貰えます。それをゲームのガバナンストークンAXSに替えたり、日本円に替えたりすることができます。AXSトークンを得ることは容易ではなく、アリーナモードで対戦してランキング上位の人が受けとれます。それ以外ではステーキングで増やすこともできます。
またAxie(アクシー)をマーケットプレイスで売って稼ぐこともできます。Axie(アクシー)2体から卵を作ることができるので、その卵を売ることもできます。(ブリードと言って、SLPとAXSを消費します)
また、初期費用をかけたくない人は、スカラーシップを利用して稼ぐことができます。Axie(アクシー)を3体以上保有している人から借りて、稼いだ一部を報酬として得ることができます。ゲームを始めるにはRonin Walletとゲームのアカウントが必要になります。
マインクラフトのような3Dオープンワールドの中で、建物やゲームを作成することができます。ゲーム内の土地(NFT)が不動産のように取引されています。大手企業も注目して土地を購入しているので価格が高騰しています。またボクセルアートという直方体を組み合わせてNFT作品を作り、それを販売することもできます。
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④Battle of Guardians (https://battleofguardians.com)
Solanaチェーン基盤のゲームで、プレイヤーが仮想世界の複数の領域で戦いに参加するバトルゲームです。 -
カード対戦型のゲームで、始め方はカードのスターターパックを購入し、Steamアカウントを登録して、購入したカードをゲームのサイト内で公開する必要があります
⑥Star Atlas (https://staratlas.com)
Solanaチェーン基盤のゲームで、ビデオゲームエンジンのUnreal5を使用しているので、映画品質な画面になっていて、期待度が高いゲームとして注目されています。内容は壮大な宇宙をテーマにしたオープンワールドのゲームです。
ファイナルファンタジーのようなRPGバトルゲームです。CEOはMoonStakeWallet開発者のAlex Huiさん、戦略アドバイザーはファイナルファンタジーを手がけてきた岡田大士郎さんなどスタッフも凄いメンバーで構成されています。参加企業にも注目です。
世界中で800万以上のダウンロードされた実績を持つ既存のゲームが稼げるゲームとしてリリースされます。800万ダウンロードの認知度の高さから、大手企業にも注目されています。更に凄いのが世界中からMMORPGの開発メンバーやブロックチェーン開発者、暗号資産ファイナンスの専門家などが1つのチームとして開発を進めているところです。メタバースの空間にDeFiを取り入れたRPGになります。
BLOKTOPIAから出されたメタバース系のゲームです。
壮大な宇宙をテーマにした内容です。
⑪Polker (https://polker.game)
オンラインポーカーゲームのサイトです。
カジノで勝つことで稼ぐことができます。
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世界的ボードゲームのMonopolyがオンラインブロックチェーンゲームとしてリリースされました。
相手に勝つ事でMONOトークンを獲得して稼ぐことができるゲームです。
⑭Sorare (NFTトレーディングカードの記事参照)フランス企業が作成したファンタジーサッカーゲーム
⑮Crypto Spells (NFTトレーディングカードの記事参照)
⑯Gods Unchained (NFTトレーディングカードの記事参照)
⑰TCGVerse (https://m.facebook.com/thetcgverse)
CryptoSpellsを作成したCryptogamesが画期的なNFTゲームを開発中。ユーザーが保有する全てのNFTで遊べるゲームです。
これに対する伏線が既にありました。SKE48のNFTがCryptoSpells内で使用できるようになったことです。各メンバーに戦闘力を与え、ゲーム内で使用できるコラボです。この延長上に今回の構想があります。
コンセプトや特徴は次のようなものです。
・全てのNFTで遊べる
・報酬の一部がNFTクリエイターに還元
・ゲーム内でNFTを発行しないNFTゲーム
・DAO(自律分散型組織)を目指す